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長城汽車、BYD車の環境基準違反の疑いで告発

【広州=比奈田悠佑】中国の自動車大手、長城汽車は25日、電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)の一部車種について、環境基準に適合していない疑いがあるとする声明文を発表した。BYDは同日、製品は国家標準に則していると反論した。

長城汽車は声明で、BYDのプラグインハイブリッド車(PHV)である「秦PLUS DM-i」と「宋PLUS DM-i」が搭載している燃料タンクについて「蒸発汚染物質の排出」が基準を満たしていない疑いがあるとしている。4月11日、環境政策を担う中国の生態環境省などに通報したという。

これに対しBYDは、長城汽車側の測定は「厳密には国家標準の要求に合っていない状態」と反論した。自社製品と関連する検査は基準を満たしており、国家機構の認証を得ていると説明、当局などの「調査や検査を歓迎する」とした。

BYDは中国で拡大する新エネルギー車需要の取り込みを進めているが、環境性能や品質に問題があったと認定されれば、販売にマイナスの影響が及ぶ可能性がある。25日の反論声明では「不当な競争行為には断固として反対する」と強調し、長城汽車の告発を非難した。

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