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中国の習国家主席、米欧の台湾接近を批判

【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は25日、国連が中華民国(台湾)に代わり中華人民共和国の代表権を認めた「アルバニア決議」から50年の節目にオンライン演説をした。「国際ルールは193の国連加盟国が守るべきで、例外があってはならない」と述べた。米欧の台湾への接近を批判した。

習氏は「国際ルールは加盟国が共同で制定することができ、個別の国家や集まりが決めることはできない」とも強調した。「各国は国連に尊重の態度をもち、この大家族を大切にすべきだ」と続けた。中国が唱える中国大陸と台湾は1つの国に属するという「一つの中国」原則の順守を各国に求めた。

習氏の念頭にあるとみられるのがバイデン米政権や欧州などの台湾問題への関与だ。

米国務省は23日、台湾とオンライン形式の高官協議を22日に開き、台湾の国際機関への参加拡大に向けた方策を議論したと発表した。

米国は世界保健機関(WHO)や国連気候変動枠組み条約をあげて「台湾の有意義な参加」を支持する立場を改めて示した。「地球規模の課題へ取り組む台湾の意思と能力を明示していく」と強調した。

台湾外交部(外務省)は24日、呉釗燮外交部長(外相)が東欧スロバキアに向けて出発したと発表した。呉氏はチェコも訪問する。

この動きに中国外務省は「世界に中国はただ一つで、台湾は中国の不可分の一部分だ」と反発。呉氏を受け入れるスロバキアやチェコに対抗措置をとる構えもちらつかせている。

習氏は演説で「開放や相互互恵を堅持し、あらゆる形式の覇権主義と強権政治に断固反対する」と話した。米国の名指しは避けた。米中は年末までにオンライン形式での首脳協議を予定している。気候変動分野では歩みよりの兆しがみえており、過度の刺激は避けたとみられる。

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