中国指導部「一部自ら退任」 新華社、李克強氏ら念頭か
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【北京=羽田野主】中国国営の新華社は24日夜、中国共産党大会での幹部人事を解説する記事を配信し「一部の幹部は自ら退任を申し出た」と指摘した。「定年」前に退いた李克強氏や汪洋氏が念頭にあるとみられる。大会閉幕式で胡錦濤前党総書記が途中退席したのは人事に不満を示すためとの見方があるなか、2人の「勇退」を強調して党内融和を演出する思惑もありそうだ。
共産党の指導部には「党大会時に67歳以下は続投、68...

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