首都から消えた「孔子学院」 北京ダイアリー
中国総局長 高橋哲史
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北京の街は変化が激しい。先週末、市の北部に建つ徳勝門のそばを通りかかったときもそう思った。
交差点沿いのビルに掲げられていた「孔子学院総部」の大きな文字がなくなっていたのだ。
昨年10月に来たときは確かにあった。いまは代わりに、漢字の「語」にアルファベットで「CLEC」と添えられた紀章がある。かつての看板がひときわ目立っていただけに、街の風景まで変わった印象を受ける。
車を降り、ビルの前にいた警備...
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