インドネシア高速鉄道に3つの懸念 中国主導で7月開業へ
[有料会員限定]
インドネシアで中国が建設計画を主導する高速鉄道が7月の開業をめざしている。中国の習近平(シー・ジンピン)指導部が掲げる広域経済構想「一帯一路」の主要プロジェクトで、インドネシアの経済成長期待も高まる。だが開業前に安全性、採算性、利便性の3つの懸念が浮上する。
工事現場で死亡事故
最初の懸念は安全性だ。高速鉄道は首都ジャカルタと西ジャワ州の主要都市バンドンの142キロメートルを結ぶ。バンドンに近い...

関連企業・業界
業界: