中国不動産、社債の乱高下続く 恒大問題の余波収まらず
住宅販売減、政府の規制緩和期待も
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【上海=土居倫之】中国で不動産企業の社債利回りが乱高下している。中国恒大集団の部分債務不履行(デフォルト)に加え住宅販売が減少し、業界大手の世茂集団(シーマオ・グループ)など同業他社にも資金繰り不安が波及しているためだ。中国政府は2022年の住宅市場の政策目標を「安定」とし、不透明感の払拭に躍起になっているが、先行きは予断を許さない。
「恒大の部分デフォルト以降、中国の不動産会社の流動性圧力は一...