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比大統領選、故マルコス氏長男が出馬 世論調査支持2位

【マニラ=志賀優一】フィリピンで独裁政権を敷いた故マルコス元大統領の長男であるボンボン・マルコス元上院議員は5日、2022年に予定される大統領選に出馬すると発表した。世論調査では次期大統領候補の支持率は2位と高いが、独裁政権を敷いた父親のイメージを払拭できるかも重要となる。

「私はきょう、22年の大統領選へ出馬する意思を表明する」。マルコス氏は同日、フェイスブック(FB)を通じこう述べた。新型コロナウイルスの感染者が拡大する中「危機を乗り越え、人々が再び人生を歩むため安全に職場に戻れるようにするリーダーシップ」が大切だと主張した。同氏のFBのフォロワー数は304万人おり、SNS(交流サイト)を活用して選挙戦に臨む見通しだ。

比調査会社パルスアジアが9月に実施した次期大統領選の世論調査で、マルコス氏の支持率は15%で2位だった。上院議員を務め、16年には副大統領選に出馬して落選した。かねて22年の選挙でも大統領や副大統領など要職への立候補を模索しているとされていた。

マルコス氏の父親は同国で約20年の長期独裁政権を敷いた。その後86年に故コラソン・アキノ元大統領が独裁政権を倒し民主化を進めた歴史がある。

マルコス氏は自身の強みについて「上院と下院で議員を経験し、あらゆる政府系組織に精通している」と実績をアピールする。一方で旧マルコス独裁政権に反対する団体からは、出馬が取り沙汰された段階から「出馬はマルコス家が復権し戒厳令での支配へと戻そうとするおかしな試みだ」との批判が出ていた。

フィリピンでは1日に、22年の大統領選の立候補申請が始まった。ボクシング界の英雄パッキャオ上院議員や首都マニラのモレノ市長らが出馬申請を済ませた。8日の締め切りまでにドゥテルテ大統領の長女で国民の人気が高い南部ダバオのサラ・ドゥテルテ市長が出馬するかに注目が集まる。

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