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フィリピンのアキノ前大統領が死去 経済成長を推進

南シナ海で中国と対峙

(更新)

【マニラ=志賀優一】フィリピンのベニグノ・アキノ前大統領が24日、マニラ首都圏の病院で死去した。61歳だった。地元放送局ABS-CBNなど複数メディアが報じた。アキノ氏は2010年から16年まで大統領を務めた。高い経済成長を実現し、南シナ海の領有権問題の解決にも取り組んだ。

ABS-CBNによると、家族が明らかにした。同日朝に病院へ搬送されたという。アキノ氏は愛煙家として知られていた。大統領を退任してからは公の場に出てくることは少なかった。

アキノ氏はマニラ出身。上院議員などをへて、10年にフィリピンの第15代大統領に就いた。在任中は徴税強化により財政再建を進めた一方、年6%前後とアジアでも有数の高い経済成長を実現した。

外交では中国に厳しい姿勢を取った。中国などと領有権を争う南シナ海問題を巡り、中国を国連海洋法条約に基づくオランダ・ハーグの仲裁裁判所に提訴。16年に中国側の主張を全面的に否定する判決を勝ち取った。

母親はコラソン・アキノ元大統領で、マルコス政権を倒した1986年の「ピープル・パワー(民衆の力)革命」を実現した立役者だ。父親は同名のベニグノ・アキノ元上院議員で、マルコス独裁政権の抗議活動の先頭に立ち、亡命先の米国から帰国した直後にマニラで暗殺された。

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