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テンセント音楽配信「競争を阻害」 中国独禁当局が処分

テンセントは楽曲などのコンテンツを確保してエンターテインメント事業を強化してきた=AP

【広州=川上尚志】中国の国家市場監督管理総局は24日、ネット大手の騰訊控股(テンセント)が2016年に実施した中国の音楽配信会社の買収に関し、独占禁止法違反で処分すると発表した。買収によって中国内での音楽配信事業で不当に高いシェアを握り、競争を阻害したとしている。当局はテンセントに対し30日以内に、中国で独占的に持つ音楽の配信権を解除するよう求めており、事業への影響は必至だ。

規制当局が問題視したのはテンセントによる音楽配信大手の中国音楽集団の買収だ。当局は買収によって、中国の音楽配信市場における利用者数や利用時間などで8割を超えるシェアを握るようになったとし、「市場の参入障壁を高めた」と批判した。中国国営の新華社によると、今回の処分は「独占禁止法の施行後で、市場の競争を適正化するために実施された初の措置」という。

テンセントは傘下に音楽配信子会社、テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループなどを持ち、エンターテインメント分野の事業開拓に向け楽曲や映画など良質なコンテンツの確保を進めてきた。当局の発表を受け、テンセントは24日、「決定を順守する。規定の期限内に是正措置案を制定する」とするコメントを発表した。

中国はネット企業に対する規制を強めている。国家市場監督管理総局は10日、テンセント傘下のゲーム動画配信である虎牙(HUYA)と闘魚(DouYu)の経営統合を差し止めると発表した。同局は7日にも、過去のM&A(合併・買収)の際に当局への申請がなかったことが独占禁止法違反にあたるとして、ネット大手のアリババ集団や滴滴出行(ディディ)などに罰金を科す決定を出した。

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