ゴム手袋最大手、コロナ下「勝ち組」に綻び
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【シンガポール=中野貴司】マレーシアのゴム手袋世界最大手、トップ・グローブが新型コロナウイルスの集団感染発生で停止していた工場を再開した。だが労働環境の改善は完了しておらず、ワクチン接種が一巡すれば需要が減る可能性もある。コロナ下の「勝ち組」とされる同社だが、コロナ後を見据えたかじ取りの巧拙が問われている。
トップ・グローブの28工場が集中するクアラルンプール近郊のメル地区で12月20日、最後まで...
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