/

香港紙創業者を保釈 高裁が許可、国安法違反の黎氏

(更新)
保釈され高裁を出る黎智英氏㊥(23日、香港)=ロイター

【香港=木原雄士】香港の高等法院(高裁)は23日、詐欺と香港国家安全維持法違反の罪で起訴された香港紙創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏の保釈を認める決定を下した。黎氏は同日深夜に保釈された。香港メディアによると、保釈中は自宅にとどまり、メディアのインタビューなどは禁止される。

検察当局は決定を不服として上訴期間中の勾留を申請したが、却下された。

黎氏は今月2日に政府系機関が管理する土地を使って不当な利益を得た詐欺罪で起訴され、3日から収監されていた。香港国家安全法に違反して外国勢力に中国への制裁を求めた罪でも起訴され、収監が長引くとの見方も出ていた。

高裁の決定によると、保釈金は1000万香港ドル(約1億3000万円)で、外国政府関係者との面会やSNS(交流サイト)への投稿などが禁止される。パスポートも没収される。保釈中は香港の自宅にとどまり、週に3回、警察署への出頭を求められる。

香港国家安全法には起訴後の保釈を厳しく制限する規定がある。このところ、保釈中に海外に政治亡命を求める動きが相次ぎ、親中派からは安易な保釈を認めるべきではないとの声があがっていた。今回、裁判官は厳しい条件をつけて保釈を認めた。

黎氏が創業した蘋果日報(アップル・デイリー)は中国共産党への批判的な論調で知られ、黎氏も2019年に訪米してペンス副大統領と会談するなど民主派を代表する存在だ。

欧米から黎氏の収監を批判する声が出ていたが、香港の親中派などは厳しい処罰を求めていた。香港国家安全法に関する次回公判は21年4月の予定だ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン