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シンガポール、次期首相候補が重要閣僚に 内閣改造発表

【シンガポール=中野貴司】シンガポールのリー・シェンロン首相は23日、5月15日付で内閣改造を実施すると発表した。ローレンス・ウォン教育相が財務相になり、教育相の後任にチャン・チュンシン貿易産業相が就くなど、次期首相の有力候補に重要ポストを割り当てた。

今回の内閣改造は、次の首相就任が確実視されていたヘン・スイキャット副首相兼財務相が8日に後継を辞退すると突然表明したことを受けて実施する。リー氏は23日、「内閣改造によって次世代の政治家が新たな役割を担い、さらに経験を積むことができる」と述べ、ヘン氏に代わる首相候補を早急に育成するのが主目的だと明かした。

ヘン氏の後任の財務相にはウォン氏が抜てきされた。ウォン氏は新型コロナウイルス対策の共同責任者として記者会見で発信する機会が増えており、国民の間で知名度が急速に高まっている。財務相への就任で、次期首相の有力候補としての位置づけがより明確になった。

かねて有力候補とされてきたチャン氏は、シンガポールで重要ポストの教育相に転じる。教育相は国民と対話する機会が多く、教育改革や人材育成で実績を残せば首相への道が近づく。オン・イエクン運輸相も新型コロナで重要性が増す保健相に横滑りし、首相候補にとどまった。

ただ、今回の内閣改造でもヘン氏は副首相職には留任し、若手政治家が副首相に昇格することはなかった。複数の首相候補者を引き続き競わせ、資質を見極めようとするリー氏の意向が透ける内閣改造となった。

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