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百度、香港重複上場で3300億円調達 自動運転を強化

百度は香港取引所に上場した(23日、北京)

【北京=多部田俊輔】中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は23日、香港取引所に上場した。米ナスダックに続く重複上場となる。調達した約236億香港ドル(約3300億円)のうち、約半分を自動運転技術の開発など人工知能(AI)を活用した成長分野に投じる方針だ。

百度の李彦宏・董事長兼最高経営責任者(CEO)は同日、北京市内で開かれた上場式典で「香港に戻って上場し、再出発する。2度目の創業だ」と述べた。百度は中核であるパソコンでのネット検索を通じた広告収入が伸び悩んでおり、今回は調達した資金の大半を新たな成長分野に投じる。

具体的には、50%はAIを柱とした新事業の商業化と技術投資に充てる。一定条件でシステムに運転操作を任せる自動運転「レベル3」、特定の場所で自動車に運転を任せることができる「レベル4」の技術を搭載した車両を研究開発し、自動車大手と協力して生産に乗り出す。

AI分野では半導体の開発も強化する。有力企業との連携や買収、投資などの機会を検討し、AIを扱うソフトウエアのエンジニアやデータを扱う科学者、言語処理や音声認識などを扱う人材を多く登用する。

40%はスマートフォンなどモバイルのエコシステムの拡充に投じる。ライバルに比べてスマホ対応が遅れていたため、アプリの使い勝手やSNS(交流サイト)などにも力を入れる。残りの10%は業務運営に使うという。

香港取引所の初値は254香港ドルで、公開価格の252香港ドルを0・8%上回った。百度は米ナスダックに上場しているため、上値は限られているとの見方が多い。今回調達した資金で自動運転など新分野で収益を稼ぎ出せるかに注目が集まっている。

百度はネット検索の広告収入が柱となる「オンライン・マーケティング収入」が売上高全体の6割を占める。20年12月期の売上高は新型コロナウイルスの感染拡大で広告収入が一時的に落ち込んだため、前の期比で微減となった。

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