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ベトナム航空、1~3月最終赤字 上場基準に抵触

【ハノイ=大西智也】ベトナム航空の2022年1~3月期の最終損益は約2兆6000億ドン(約140億円)の赤字だった。国際線を中心に新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続き、燃料コストの上昇も重荷になった。9四半期連続の最終赤字により、累積赤字額が資本金を上回り、上場基準に抵触した。

売上高は前年同期比55%増の約11兆6000億ドン。国内で移動制限が緩和され、首都のハノイと最大都市のホーチミン市を結ぶ路線を中心に乗客数が回復した。最終損失は前年同期の約4兆ドンから改善したが、黒字転換できなかった。

上場基準への抵触について同社はコメントしていない。今後、証券当局と協議するとみられる。規定では四半期の業績は期末から30日以内に公表する必要があるが、1~3月期の業績開示は5月20日で、約3週間遅れた。この点については「多くの社員や会計士が新型コロナに感染し、隔離して対応する必要があった」と説明している。

現地報道によると、通期決算が3期連続で最終赤字になるか、累積赤字が資本金を超えた場合、上場廃止になる。同社は21年12月期までに2期連続で最終赤字だが、22年3月末の累積赤字は約24兆5000億ドンと、資本金を約2兆1600億ドン上回っている。

ベトナムは20年の新型コロナ流行以降、断続的に厳しい防疫措置を続けた。3月15日に外国人観光客の受け入れを再開したが、旅行者が多い中国、韓国、日本からの利用者は伸び悩む。国際線の比率が高いベトナム航空の業績回復も遅れる。

ベトナム航空はホーチミン証券取引所に上場。ベトナム政府が9割弱、ANAホールディングスが約5.6%の株式を所有する。

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