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北京、五輪控えはや厳戒態勢 「鳥の巣」の周辺封鎖

【大連=渡辺伸】中国で来年2月に開催する北京冬季五輪を控え、会場がある北京市が人の移動制限を強めている。「鳥の巣」の愛称で有名な主要会場の周辺を25日に封鎖したほか、市内に入るためのPCR検査も義務化した。足元で新型コロナウイルスの感染が収まらないなか、厳戒態勢を敷く。

市中心部にある国家体育場(愛称・鳥の巣)は2008年の北京夏季五輪でメインスタジアムとして使われ、北京冬季五輪でも開閉会式の会場になる。地域の管理委員会によると、この区域を25日から来年3月20日まで封鎖し、専用の許可証を持つ関係者以外の立ち入りを禁止した。

現場はゲートで覆われ、担当者が入り口で警備をしていた。工事担当者や警察の車両だけが出入りする様子が確認された。

北京では党大会など中国共産党の重要イベントが開かれる際、一時封鎖されることは珍しくない。ただ約4カ月という長期にわたる封鎖は異例だ。背景には、開催の準備を進めるとともに、新型コロナへの警戒感がにじむ。

会場周辺以外でも、感染対策を急ぐ。市中心部にある観光名所の一つ、天安門広場では12月15日から入場を事前予約制に切り替えることを決めた。

市外や海外からの移動も制限している。市政府は11月17日から、中国の他の都市から北京に入るすべての人を対象に、48時間以内に行ったPCR検査の陰性証明書の持参を義務づけた。北京での大規模な会議や研修活動なども厳しく制限するように企業や地方政府に求めた。

空の便も制限する。民用航空局は10月31日から来年3月26日まで国際線の旅客便数を毎週408便と、前年同期に比べて21%減らす。足元で感染が広がった東北部の大連市では北京への直行便がすべて停止中だ。

中国は感染を完全に抑え込もうとする「ゼロコロナ」政策を敷く。だが感染力の強いデルタ型を中心に局地的な感染が止まらないでいる。

北京冬季五輪は来年2月4~20日に、パラリンピックは3月4〜13日に開かれる。

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