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台湾、コロナ感染者数を再修正 実際より3割少なく公表

台湾当局の陳時中・衛生福利部長は23日、再び新型コロナの感染者数を修正した(台北市)

【台北=中村裕】台湾当局は23日、新型コロナウイルスの感染者数の直近1週間の発表に誤りがあったことを明らかにした。22日に実際よりも400人少なかったと修正したばかりだが、23日は、さらに170人を上積みした。計570人の集計漏れがあったという。感染が急増するなか、当局の発表数字の信頼性が問われる。

訂正したのは、16~22日までの7日間の感染者数で、合計は2535人だった。当初は1965人と発表しており、実際に比べ、約3割も集計を誤っていたことになる。

当局で新型コロナ対策の指揮を執る陳時中・衛生福利部長は、23日に開いた記者会見で「(感染者が見つかった)地方から(中央の)当局への通報システムが複雑で問題があった。(感染急増で)システム上の渋滞も起こしてしまった。人手も不足していた」と、釈明した。

感染拡大を受け、台北市の当局は23日、24日から飲食店での店内飲食を全面的に禁止すると発表した。

新型コロナを抑えていた台湾では、中華航空(チャイナエアライン)の国際線パイロットが4月後半、隔離用のホテルで感染を大きく広げてしまった。隔離が徹底されず、ホテル従業員などに一気に感染が広がった。

通常、台湾に入境後は2週間の隔離が必要だが、パイロットには3日間のみで隔離が済む特例が与えられていたことも、感染拡大につながったとみられる。

5月初旬には、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が執務をおこなう官邸の「総統府」にも近い、台北市内・萬華区の風俗店周辺で、クラスター(感染者集団)が発生し、感染者が急増した。

23日も感染拡大が止まらない。新たに290人の感染者を確認した。8日連続で200人以上の感染者が見つかった。台湾の累計感染者は4322人、死者は累計23人となった。

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