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中国恒大集団、夏CEOを更迭 グループ内の資金流用で

【広州=比奈田悠佑】経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団は22日夜、夏海鈞・最高経営責任者(CEO)が辞任したと発表した。グループ会社の預金について不適切な流用に関わっていたといい、更迭された格好だ。

夏氏の後任にはグループ幹部の肖恩氏が就く見通し。創業者で取締役会トップの許家印・董事局主席の立場に変更はない。

中国恒大は3月、グループ傘下の不動産管理会社、恒大物業集団が担保に入れていた預金の合計約134億元(約2700億円)が銀行によって強制執行されたことを公表し、調査を進めていた。

調査の結果、資金は中国恒大へ「回流」し、運転資金として利用されていたことが判明したという。こうした資金の流れに夏氏のほか、潘大栄・最高財務責任者(CFO)らが関わっていたとして、取締役会が辞任を求め、夏氏らが従った。

恒大物業は中国恒大傘下だが、中国恒大と同じく香港取引所に上場する。恒大関連以外の株主もおり、企業間の資金流用の責任は重い。経営再建策とともに、企業統治の面でも見直しを求められそうだ。

中国当局が2020年に不動産大手の財務体質への監視を強めた後、中国恒大など大胆な借り入れによる拡大戦略をとってきた開発会社は資金繰りの悪化に苦しむようになった。資金難によりマンション工事が滞り、物件の建設が頓挫することを懸念する消費者が購入を避ける悪循環に陥っている。

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