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シンガポールの新規感染者数、過去最多更新 98%は軽症

新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種を受けるリー・シェンロン首相(17日)=シンガポール政府提供

【シンガポール=中野貴司】シンガポールで22日、新型コロナウイルスの新規感染者数が1457人となり、過去最多を更新した。直近の患者の約98%は無症状か軽症で、政府はこうした患者の大半を自宅療養に切り替え、医療体制が逼迫するのを防ぐ。

これまで1日あたりの新規感染者数が最多だったのは2020年4月20日の1426人だった。当時は感染者の9割超が専用寮に住む低賃金の外国人労働者だった。今は外国人労働者の感染は全体の1割強にとどまり、大半が一般の住民だ。シンガポールは外国人を含む人口が約570万人で、日本の人口規模にあてはめると1日あたり3万人を超える感染者が出ている計算になる。

新型コロナのワクチン接種完了率が8月末に8割を超えたシンガポールは外食を再び解禁するなど、ワクチンの普及に応じて規制の緩和を進めてきた。人同士の接触の機会が増えたことで、ワクチン接種完了後に感染する「ブレークスルー感染」が相次ぎ、9月に入って毎週、新規感染者が倍増する事態になっている。

政府は感染者数がさらに増え、1日3000人を超える可能性にも言及するものの、「感染の波の再来は新型コロナと共生する上で、通過儀礼のようなものだ」(オン・イエクン保健相)として、ロックダウン(都市封鎖)のような強い規制強化を導入する構えをみせていない。

代わりに、ワクチン接種を完了した70歳未満の感染者は自宅療養を標準として、病床が足らなくなる事態に陥るのを防ぐ。高齢者には3回目の追加接種(ブースター接種)も開始したほか、国民に頻繁に自主検査をするよう訴え、重症者のこれ以上の拡大を防ぎたい考えだ。

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