北朝鮮、巡航ミサイル発射 韓国軍が発表

【ソウル=甲原潤之介】韓国軍合同参謀本部は22日、北朝鮮が日本海に向けて数発の巡航ミサイルを発射したと発表した。同日午前10時15分ごろ、東部の咸鏡南道・咸興(ハムフン)付近から撃つのを探知した。韓国と米国が実施する合同軍事演習への対抗措置の一環とみられる。
米韓の演習が始まった13日以降、北朝鮮がミサイルを発射するのは4回目。14日と19日には短距離弾道ミサイルを撃ち、16日には大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星17」を日本海に落下させた。
米韓は一連の演習で、文在寅(ムン・ジェイン)政権期に中断した野外機動訓練を復活させた。韓国軍は進行中の訓練を予定通り実施する方針を明らかにした。

金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。