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ファーウェイが折り畳みスマホ新機種 事業継続アピール

華為技術(ファーウェイ)は折り畳みスマホの新機種を発売する(22日に開いた発表会の中継動画)

【上海=川上尚志】中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)は22日、折り畳みスマホの新機種「MateX2」を25日に中国で発売すると発表した。自社グループで設計した高性能の半導体を搭載し、高速通信規格「5G」に対応する。同社は米政府による規制で半導体の調達が制限され、スマホ事業の縮小を余儀なくされているが、高機能の新機種を打ち出し事業継続をアピールする。

ファーウェイは2019年11月に同社初の折り畳みスマホ「MateX」を発売しており、「MateX2」は第2弾となる。画面のサイズは畳んでいる状態では6.45インチと通常のスマホと同程度の大きさで、広げると8インチになりタブレットとして使える。価格は1万7999元(約29万円)から。4月から同機種などに独自に開発した基本ソフト(OS)「鴻蒙(ホンモン)」も搭載し、順次他の機種にも広げる。

MateX2にはファーウェイが自社グループで開発した半導体「キリン9000」を搭載し処理能力を高めた。同半導体は米政府による規制を受けて現在は生産できなくなっており、在庫を活用するとみられる。スマホなど消費者向け事業を統括する余承東(リチャード・ユー)最高経営責任者(CEO)は22日に開いた発表会で、同スマホについて「十分な生産能力を準備している」と強調した。

ファーウェイは高性能のスマホ新機種を発売することで事業の継続をアピールする狙いがあるとみられる。米政府が20年9月に輸出規制を強化したことでファーウェイは半導体の調達を厳しく制限され、スマホの生産調整を余儀なくされた。このため同年11月には低価格スマホブランド「HONOR(オナー)」を売却しており、中高価格帯の機種に注力する方針だ。

ただ米国はバイデン新政権でも規制を継続しており、ファーウェイは5G対応スマホの生産を今後も続けるための必要な部品を十分に確保できていないとみられる。複数のサプライヤーによると、ファーウェイの21年のスマホ生産は20年比で半分以下の7000万~8000万台の見通しで、さらに下振れする可能性があるとの見方もある。

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