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中国スマホのオナー「米クアルコムなどと取引継続」

中国のファーウェイが分離したスマホブランド「HONOR(オナー)」は22日、独立後初の新製品発表会をオンラインで開いた

【広州=川上尚志】中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)が分離したスマートフォンのブランド「HONOR(オナー)」は22日、米クアルコムなど世界の主要な半導体メーカーと取引を継続できると明らかにした。米政府がファーウェイに対して半導体などの輸出規制を続けるなか、オナーは独立したことで影響を回避できたとみられる。

オナーはファーウェイが社名と同じスマホブランド「ファーウェイ」を補完するために2013年に立ち上げたブランドで、20年11月にファーウェイから独立した。

米政府が20年9月に輸出規制を強め、米国の技術を使った半導体などのファーウェイへの供給を原則禁じたことが原因だ。ファーウェイは半導体の調達が厳しく制限されてスマホの生産継続が難しくなったため、オナーを切り離し事業を存続させる狙いがあった。

オナーは22日にオンラインで開いた新製品発表会にあわせ「主要なサプライヤーとのパートナーシップをすでに確認している」と公表し、半導体やソフトウエアの世界大手との取引を続けられると明らかにした。具体的には、米国のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、インテル、マイクロン・テクノロジー、クアルコム、マイクロソフト、韓国のサムスン電子とSKハイニックス、台湾の聯発科技(メディアテック)、ソニーの9社を挙げた。

新製品発表会ではオナーの趙明・最高経営責任者(CEO)が「中高価格帯を狙う」と説明。独立後、初めてとなるスマホ新機種「HONOR V40」は画面に有機ELパネルを採用し10億色以上を表示可能で、価格は3599元(約5万8千円)から。オナーは従来、高価格帯の機種を多くそろえる「ファーウェイ」ブランドとすみ分けるため、3千元を超える機種は少なかった。ノートパソコンやスマートウオッチ、電動歯ブラシなどの新製品も22日から順次発売する。

オナーのスマホの年間出荷台数は約7千万台で、ファーウェイ全体の3割程度を占めていた。オナーは21年の出荷目標を公表していないが、20年末に複数のサプライヤーに21年の生産計画が約1億台だと伝えている。

ただサムスンや米アップル、中国OPPO(オッポ)なども販売拡大を目指しており、競争は激しい。米国のバイデン新政権が規制を広げれば、ファーウェイ同様に半導体の調達が難しくなるリスクも残っている。

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