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現代自、中国合弁不振で1100億円注入 北京汽車と折半で

【ソウル=細川幸太郎】韓国の現代自動車は中国国有自動車大手、北京汽車集団との合弁会社に合計9億4218万ドル(約1130億円)を追加出資すると明らかにした。両社が折半で負担し、出資比率は対等の関係を維持する。中国における現代ブランドの2021年の自動車販売台数はピークの16年の3分の1に落ち込み、不振続きで資本増強を迫られていた。

合弁会社である北京現代汽車の販売台数は16年に113万台を記録した。ただ、17年に米軍の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)配備問題で中韓関係が悪化したことで、その後は販売が低迷。中国ブランドの躍進もあって、21年は38万台まで減少した。

北京現代は北京市と重慶市、河北省滄州市で合計4工場を運営し、年間135万台の生産能力を持っていた。21年には北京市で02年に稼働した最も古い工場を閉鎖し、重慶市の工場でも稼働を中断した経緯がある。

販売不振を受けて、北京現代は20年に62億8000万元(約1200億円)、21年に50億元の最終赤字を計上した。今回の大規模な資本注入により、財務改善を進めるほか、既存工場での電気自動車(EV)生産ラインの整備などに充てるとしている。

現代自のグループ会社の起亜も中国で販売不振に苦しむ。2月に中国の国有大手、東風汽車集団との合弁会社である東風悦達起亜汽車に対し、現代自と同じ規模の追加出資を実施したという。

21年に世界で666万台の新車を販売した現代自グループは世界4位に付けるが、最大市場である中国での存在感は薄れるばかり。トヨタ自動車など上位メーカーが中国で販売を伸ばすなか、現代自は中国不振が大きな経営課題となっている。

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