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南シナ海問題で「対話の重要性」確認 中比が事務協議

中比は南シナ海の領有権を巡り対立する(2017年、南シナ海のスカボロー礁)

【マニラ=志賀優一、北京=羽田野主】中国とフィリピンは21日、領有権を争う南シナ海の問題について話し合う「2国間対話メカニズム」の会合をオンラインで開いた。フィリピン外務省の発表によると、両国の立場を理解し緊張を緩和するための対話の重要性を確認した。

同会合は両国が南シナ海問題に適切に対応するための定期的な対話の仕組みで、今回は6回目。南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島では3月からフィリピンが排他的経済水域(EEZ)と主張する海域で中国船が停泊を続け、フィリピンは反発している。それ以降では初めての会合となった。

中国外務省は海事や漁業問題などについて突っ込んだ議論をしたと発表した。協議には中比の外交や国防、海洋警察の関係者が出席した。中国船の停泊問題も話し合ったとみられる。

フィリピン側の発表によると、同国は南シナ海で中国が主張する独自の境界線「九段線」に国際法上根拠がないと認めたハーグの仲裁裁判所の16年の判断や国連海洋法条約を尊重するよう呼びかけた。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との対話の枠組みを活用する重要性も強調した。

フィリピンのドゥテルテ大統領は南シナ海で中国船停泊問題が起こった後も、通商や新型コロナワクチンの調達で頼る中国に対して融和的な発言が目立っていた。

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