尖閣周辺で活動先鋭化も 中国・海警法
(更新) [有料会員限定]
【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)指導部が日本の海上保安庁に相当する海警局の権限などを定めた海警法を新たに制定した。外国が中国の主張する管轄海域で構造物を設置した場合、強制排除する権限も盛り込んだ。尖閣諸島の周辺や南シナ海で中国公船が攻勢を強めてくる懸念がある。
海警局の守備範囲は海保よりかなり広い。中国の領海や接続水域などよりも広い「管轄海域」とその上空まで権限が及ぶと定めた。中国...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1170文字