ベトナム航空とターキッシュ、旅客便で共同運航検討

【ハノイ=大西智也】ベトナム航空とトルコのターキッシュエアラインズは相互の協力関係を強化すると発表した。旅客分野で共同運航(コードシェア)を検討するほか、貨物分野でも協力を拡大する。ベトナム航空は中近東やアフリカ路線が充実しているターキッシュとの関係を強化し、顧客の利便性向上につなげる。
両社が旅客や貨物輸送の強化に関する覚書を交わした。具体的にはベトナムのハノイやホーチミン市とトルコのイスタンブールを結ぶ路線で共同運航を検討する。貨物分野では2023年に共同運航を開始する。
ベトナム航空はアフリカへの直行便を持たない。ベトナム―アフリカ間の旅客や貨物需要は増え続けている。両社の提携で効率的な接続が可能になるほか、顧客にとっては目的地の選択肢が増える。
ベトナム航空のレ・ホン・ハー社長兼最高経営責任者(CEO)は「両社の協力関係の拡大は、ベトナムとトルコなどとの経済や文化交流を促進することになる」と話している。
ベトナム航空は航空連合「スカイチーム」に、ターキッシュは「スターアライアンス」に加盟している。
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