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台湾ウィストロン、アップルから新規発注停止

インドiPhone新工場賃金問題で

台湾ウィストロンのインド工場で12日暴動が起き、iPhoneの生産がストップした=ロイター

【台北=中村裕】台湾の緯創資通(ウィストロン)は21日、iPhoneを受託生産するインド新工場で12日に大規模な暴動が発生した原因は、一部の労働者への賃金の未払いだったことを明らかにした。「すべての労働者に謝罪する」との声明を発表した。米アップルは問題が解決するまで、同社への新規発注を停止した。

同社の広報責任者は21日、日本経済新聞の取材に応じ「同工場の生産再開の見通しは、現在も立っていない」ことを明らかにした。さらに同社は、今回の暴動など運営の責任を取り、インド事業担当の副総経理(副社長)を解任した。

暴動が起きたのは、インド南部のカルナータカ州・ナラサプラ工業団地にあるiPhoneの新工場。12日に賃金の未払いなどに不満を持った工場従業員など約2千人が参加し、工場の事務所やエントランスホールなどを破壊した。同社によると、新工場のため、iPhoneの生産量はまだ少なく、業績に与える影響は軽微だという。

iPhoneの生産を巡っては、11月には台湾の和碩聯合科技(ペガトロン)でも同様の労務問題が起きた。中国・江蘇省昆山市の主力工場で学生を長時間、違法労働させていたことが発覚した。これを受け、発注元のアップルは同社への新規発注を一時停止した。

iPhoneの生産は、鴻海(ホンハイ)精密工業、ペガトロン、ウィストロンの台湾3社が独占受注している。インドではその3社が最近、中国から生産シフトを進めているが、インドでは従来にない新たな労務問題に直面することも多く、危機感を募らせている。

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