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アジア新興国、21年7.1%成長 東南アで感染拡大打撃

繁華街も人出はまだまばらだ(21日、フィリピン・マニラ)

【マニラ=志賀優一】アジア開発銀行(ADB)は22日、2021年のアジア新興国の国内総生産(GDP)の前年比伸び率が7.1%になるとの見通しを発表した。7月の前回予想(7.2%)から小幅だが下方修正した。新型コロナウイルスの変異型の感染急拡大により、東南アジアなどで経済回復の遅れが予想される。

アジア新興国はアジア太平洋地域の46カ国・地域を指し、中国やインド、東南アジア各国などを含む。域内で経済規模が大きい中国は8.1%で前回予想を据えおいたため、アジア新興国全体の修正幅は限定的となった。米軍が撤退しイスラム主義組織タリバンが掌握したアフガニスタンの成長率は「情勢が不透明」だとして公表を見送った。

地域別では東アジアが7.6%と前回予想(7.5%)より上方修正した。台湾を6.2%と前回予想より0.6ポイント引き上げたことなどが響いた。一方で、感染力が強いデルタ型の感染が急拡大する東南アジアは前回予想(4%)を下方修正し、3.1%と見込む。

東南アジア各国で厳しい移動・行動制限が敷かれたことで経済活動に制約が出ている。ベトナムは前回予想比2ポイント減の3.8%、タイは同1.2ポイント減の0.8%に下方修正した。ミャンマーは18.4%減とマイナス成長を見込む。

22年のアジア新興国の成長率予想は前年比5.4%と、前回予想を据え置いた。コロナワクチンの接種が進んでいない新興国は多く、経済回復に向けて接種拡大が急務だ。

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