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マレーシア中銀、金利1.75%に据え置き

厳しい移動制限の再導入で、経済に与える悪影響が懸念される中、マレーシア中銀は政策金利を据え置いた(写真は車や人通りが途絶えたクアラルンプール中心部、13日)=ロイター

【シンガポール=中野貴司】マレーシア中央銀行は20日の金融政策委員会で、政策金利を過去最低の年率1.75%のまま据え置くと決めた。世界経済の回復に伴って、2021年4~6月期以降に成長率が高まる可能性が高く、追加緩和の必要はないと判断した。

マレーシアでは新型コロナウイルスの感染者の増加が続いており、政府は13日に首都クアラルンプールなどを対象に厳格な活動制限を課したばかりだった。中銀が20日の会合で利下げを決めると予想したエコノミストも多かったが、中銀は3会合連続の据え置きを決めた。

中銀は会合後の声明で「厳格な活動制限の導入は短期的に経済に悪影響を与えるが、悪影響は20年に経験したほど深刻にはならない」と据え置きの理由を説明した。世界的な需要回復に加えて、政府の財政出動や新型コロナのワクチン普及を国内経済の下支えの要因に挙げた。政府は18日に、150億リンギ(約3850億円)の追加の経済対策を発表している。

英調査会社キャピタル・エコノミクスのアレックス・ホルムズ氏は「中銀は今回は様子見モードだったが、次回の3月の会合で0.25%の利下げを迫られる」と予測する。中銀も20日の声明で「経済が持続的に回復する環境を作るため、適切な政策手段を用いる用意がある」と将来の追加利下げに含みを持たせた。

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