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文政権、康外相を交代 北朝鮮に配慮か

【ソウル=恩地洋介】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、康京和(カン・ギョンファ)外相の後任に鄭義溶(チョン・ウィヨン)前国家安保室長を指名した。米韓同盟を重んじ訪朝経験もある鄭氏に、米朝交渉の再開に向けた調整を期待する。康外相は先月、発言を巡って北朝鮮から非難を受けていた。

康京和外相は昨年12月、北朝鮮の金与正氏の非難を受けていた=ロイター

鄭氏は国会の聴聞会を経て就任する。2017年の文政権発足から外交安保の司令塔である国家安保室長を3年余り務めた。大統領府は起用の理由を「韓米同盟を強化し、中国、日本、ロシアなど主要国との関係を円満に解決する」と説明した。

文氏は国家安保室の幹部にも米国通を起用した。第2次長に元外務省北米局長の金炯辰(キム・ヒョンジン)氏を充てる。大統領外交安保特別補佐官に回る前任の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)氏は、日本の輸出管理政策に反発し19年に日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄する判断を主導した人物だ。

康外相は政権発足時から唯一、閣僚の椅子にとどまり続けていたが、20年12月に突然、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長から非難を受けた。康氏が講演で北朝鮮の新型コロナウイルス対応をやゆする発言をしたことに、与正氏が談話で「後先の計算なく妄言を吐いた。我々はいつまでも記憶する」とかみついた。

保守系紙の朝鮮日報は康氏の交代について「金与正氏の談話が影響を与えたのではないか」とする外交関係者の見方を伝えた。大統領府報道官は「康外相は昨年来、数回にわたり自ら辞意を示してきたが、引き留めていた」と談話との関連を否定した。

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