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台湾混乱の中、米からワクチン到着 蔡氏「心から感謝」

(更新)
蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は20日、米国からのワクチン提供に感謝の意を表明した=ロイター

【台北=中村裕】新型コロナウイルスのワクチン不足が問題になっている台湾に20日夕、米国から250万回分のワクチンが到着した。台湾当局は中国の妨害により、ワクチン調達が進まないと主張しており、米国が日本に続き無償提供した。蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は20日、「米国政府に心から感謝する」との談話を発表した。

蔡氏は「日本と米国はタイムリーに支援の手を差し伸べてくれた。困った時に助けてくれる友こそ真の友人だ」とも指摘した。

呉釗燮・外交部長(外相)も19日、ツイッターに「なんという素晴らしい親切な行為だ。バイデン米大統領に感謝する。米台関係は揺るぎない。『武漢肺炎』との戦いで、米台は今後も緊密に協力していく」と投稿し、中国をけん制した。

台湾当局は一貫してワクチン不足の原因は、中国の妨害にあるとしている。蔡氏も「中国の介入で(ワクチンを開発する企業との)契約が遅れている」と語っている。

今回、米国から台湾に提供されたのは、米モデルナ製の250万回分のワクチン。当局はこれまで人口2360万人に対し、約235万回分しかワクチンを確保できておらず、接種率も約6%にとどまり、市民からは不満の声も高まっていた。

一方、米国に先行して日本から4日に提供された英アストラゼネカのワクチン接種が15日、台湾で始まった。因果関係は定かでないが、接種後に死亡者が出ていると立法院(国会)で指摘されている。

台湾が保有する大半のワクチンは、アストラゼネカ製。当局の発表を受け、台湾では既にアストラゼネカのワクチン接種を控える動きが広がり始めた。ワクチンを巡る混乱に拍車がかかるなか、米国からモデルナ製のワクチンの提供が決まった。

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