/

中国、9月新築住宅の値下がり都市5割超 取引規制響く

(更新)
think!多様な観点からニュースを考える

【北京=川手伊織】中国国家統計局が20日発表した2021年9月の主要70都市の新築住宅価格動向によると、前月比で価格が下落した都市の数は36で、8月から16増えた。景気が減速していた15年5月以来、6年4カ月ぶりの多さだ。当局が不動産投機を抑えるため導入した、住宅ローンやマンション取引の規制の影響が広がっている。

新築物件の値下がり都市が増加するのは4カ月連続だ。前月比で上昇したのは27都市で、8月から19減った。横ばいは7都市で3増えた。70都市の変化率を単純平均すると、0.1%の下落だった。15年4月以来のマイナスとなった。

都市別に見ると、北京、上海、広州、深圳の「1級都市」のマンション価格は平均で前月と横ばいだった。8月は0.3%上がったが、上昇傾向がとまった。省都クラスの「2級都市」も横ばいで、それ以下の「3級都市」は0.2%の下落に転じた。

取引価格が比較的自由で市場の需給を反映しやすい中古物件では、52都市で価格が下落した。8月より18増え、15年2月以来の多さとなった。値上がりしたのは10減り17都市にとどまった。単純平均した下落率は0.2%で、2カ月連続で前月を下回った。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません