大統領宣誓と聖書の関係
日本時間20日
米大統領の就任式では宣誓の時に聖書を用います。歴代大統領は右手を掲げつつ左手を聖書に置き、「神に誓って(So help me God)」と宣誓するのが慣例となっています。米メディアによるとバイデン次期大統領はバイデン家で引き継がれてきた聖書を宣誓に用います。2009年の副大統領就任時に使ったのと同じ聖書です。トランプ大統領は2017年の宣誓時、リンカーン大統領が19世紀に使った聖書などを使いました。
宣誓に聖書を用いるのは初代大統領のジョージ・ワシントン以来の慣例ですが、例外もありました。ニューヨーク・タイムズによると、マッキンリー大統領の暗殺により1901年に副大統領から昇格したセオドア・ルーズベルト大統領は聖書なしで宣誓しました。