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エアアジア、資金調達でデジタル強化 航空以外を育成

コロナの変異型が広がり、航空市況回復は遅れている

【シンガポール=谷繭子】マレーシアの格安航空大手、エアアジア・グループは約10億リンギ(約260億円)の資金調達によって非航空分野を強化する。インドネシアの配車大手、ゴジェックからタイ事業を買収するなど、航空需要以外のデジタル事業拡大を目指しており、収益体質の強化につなげる。

トニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は増資について「世界の航空旅行が再開するまでの間、資金流動性を保ち、非航空事業の成長を後押しする」と述べた。同社は今年に入り、香港の実業家などから3億3600万リンギを調達した。さらに多くの資金調達の交渉を続けているという。

調達資金は人件費や航空機リース代など運転資金のほか、成長分野として育成中のデジタル事業に振り向ける。ゴジェックのタイ事業買収のほか、7月初めにはマレーシアでデジタル銀行の免許申請を発表。食事宅配なども拡大している。

新型コロナウイルスの拡大で航空需要が急減し、同社の2020年12月期は51億リンギの最終赤字だった。事業縮小を余儀なくされており、日本事業を清算したほか、インド事業も合弁相手のタタ・グループに持ち株の大半を売却した。

東南アジアを中心に展開するエアアジア本体は、足元でコロナの変異型がマレーシアやインドネシアなどで猛威を振るい、想定していた国内線主導の回復も遅れている。コロナの先行きは読めず、収益源の多様化を急ぐ。

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