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中国、タジキスタンと反テロ演習 過激派の流入を警戒

【北京=羽田野主】中国公安省は中国と同じくアフガニスタンと国境を接するタジキスタンの内務省とテロ取り締まりの演習を実施した。中国はアフガニスタンのイスラム過激派がタジキスタン経由で流入する事態を警戒しており、警備を強化する狙いがある。

反テロの演習は19日まで2日間の日程。タジキスタンの首都ドゥシャンベで実施した。

公安省の発表によると、趙克志国務委員兼公安相は演習に先立ちあいさつし、アフガン情勢を念頭に「目下の国際情勢は急変し、対テロ情勢は楽観できない」と強調した。「合同テロ演習で反テロの作戦や技能の水準を高める」と述べた。

中国とタジキスタンの国境は山岳沿いで約500キロメートルに及ぶ。警備の強化が課題になっている。習近平(シー・ジンピン)指導部は警官も動員して過激派の流入対策をとるとみられる。

7月27日には魏鳳和国務委員兼国防相がタジキスタンを訪問し、ラフモン大統領と会談。「アフガン情勢の変化でテロ活動が国境を越えて広がるのを共同で防ぐべきだ」と話した。タジキスタン内にはロシア軍が駐留しており、ロシアとも連携を進めている。

中国は新疆ウイグル自治区がアフガンと70キロメートル以上にわたって国境を接する。中国メディアによると、すでに人民解放軍を増強して厳戒態勢を敷いている。

中国は長年、中国国外を拠点とするウイグル独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」の動きを警戒してきた。新疆ウイグル自治区に侵入して不満を抱く勢力と連携すれば地域が不安定になりかねないとの懸念がある。

習指導部はアフガン全土を制圧したイスラム主義組織タリバンによる政権樹立を事実上容認している。タリバンとのパイプを通じて過激派を抑え込む作戦を描く。

中国外務省の趙立堅副報道局長は18日の記者会見で「アフガンの再建を力の及ぶ限り手助けしたい」と表明した。経済援助をする代わりにテロ対策を強化させて、過激派の活動を封じ込める考えを示した。

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