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ロッテケミカル、電池材料・水素に1兆円投資 30年まで

【ソウル=細川幸太郎】韓国ロッテケミカルは19日、2030年までに電池材料と水素分野に10兆ウォン(約1兆円)を投資すると発表した。電池材料工場や水素生産設備への投資をはじめ、研究開発やM&A(合併・買収)などに充てる。成長分野で事業基盤を確立して30年の売上高を21年比で2.8倍の50兆ウォン規模に増やす計画だ。

同日ソウル市で記者会見を開き、長期経営戦略を明らかにした。金教賢(キム・ギョヒョン)副会長は「米国で電池工場の新設が相次ぐが、材料を大規模に供給できる企業は少ない。我々が供給体制構築を急ぐ」と話し、数年内に米国内で電池材料工場を新設する方針も示した。まずは6月に電池材料部門の現地法人を設立し、市場調査を進める。

電池材料の投資金額は4兆ウォン。ロッテケミカルは既にリチウムイオン電池の電極材や電解液材料を手掛けており、同分野で30年に4兆ウォン、さらに全固体電池など次世代電池の関連材料で1兆ウォンの売上高を目指している。

一方、水素事業には6兆ウォンを投じる。既存の石油化学プラントに水素生産設備を導入するほか、水素充填所や水素発電の関連事業も始める。他社グループとの連携も表明しており、電気自動車(EV)とともに燃料電池車(FCV)の普及を見越した事業拡大策を進める。

汎用の石油化学製品が主力の同社は原油市況の影響を受けやすく、中国勢の激しい追い上げも経営リスクとなる。電池や水素、再生可能材料といった市場拡大が期待できる新事業の比率を高めることで長期的に成長を維持する戦略だ。

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