開業遅れに3つの誤算 中国主導のインドネシア高速鉄道
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【ジャカルタ=地曳航也】インドネシアで中国が建設を主導する高速鉄道の起工式から21日で5年を迎えた。中国の広域経済圏構想「一帯一路」の目玉事業として2019年の開業をめざしたものの、工事の進捗は20年12月時点で依然65%弱と大幅に遅れている。原因を探ると、両国にとって3つの誤算が浮かんだ。
1つは計画自体の甘さだ。高速鉄道は首都ジャカルタと西ジャワ州の主要都市バンドン間の140㌔㍍を約45分で結...
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