/

香港、労組グループも解散へ 民主派に弾圧強まる

香港警察は「六四記念館」から展示パネルなどを押収した(9日)=ロイター

【香港=木原雄士】香港の民主派労働組合を束ねる香港職工会連盟(職工盟)は19日、解散すると発表した。香港国家安全維持法(国安法)による弾圧が強まるなか、活動を続けるのは難しいと判断した。民主派の瓦解が加速している。

職工盟は1990年に設立され、中核的な民主派グループの一つ。97団体が加盟し、会員総数は14万5千人に上る。親中派が「国安法違反の疑いがある」と批判していた。10月3日に特別総会を開いて正式に解散を決める。

ここ3カ月だけでも有力紙の蘋果日報(アップル・デイリー)が廃刊に追い込まれ、香港最大の教職員組合や大規模デモを主催してきた団体も解散を発表した。いずれも影響力や動員力がある組織だ。受刑者を支援する市民団体も親中派の批判を受けて解散した。

労働組合グループの職工盟は解散を発表した(19日、香港)=AP

香港で天安門事件の追悼集会を続けてきた団体も存続が危うい。今月、警察の資料提出要求を拒むと、幹部や団体が国安法違反罪で起訴された。警察は団体が運営していた「六四記念館」を捜索し、事件に絡む展示パネルや写真を押収し、ウェブサイトも閉鎖させた。

親中派はジャーナリストが加入する香港記者協会への攻撃も強めている。民主派は有力な活動家や団体幹部が相次いで収監され、厳しい状況にある。香港メディアによると、職工盟の幹部一人は19日までに身の安全のため香港を離れた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン