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途上国へワクチン供給訴え WHOトップ、偏りに懸念

WHOのテドロス事務局長(18日、ジュネーブ)=ロイター

【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は18日、新型コロナウイルス感染症のワクチン供給に極端な偏りがみられるとして、発展途上国にも公平にワクチンが行き渡るよう求めた。これまでに先進国を中心に49カ国で3900万回が接種されたのに対し、低所得国は1カ国に25回分が提供されたのにとどまるとした。

18日に始まったWHO執行理事会の冒頭でテドロス氏は、製薬会社と各国のワクチンを巡る契約は昨年44件が結ばれ、今年も既に12件が成約済みと指摘。資金力のない途上国へのワクチン供給に向け、WHOはワクチン開発に各国が共同出資・購入する枠組み「COVAX(コバックス)」を主導しているが、より高値を提示して自国への供給を優先させようとしている国があることに不快感を示した。

テドロス氏は、4月中には全ての国で、医療従事者と高齢者や基礎疾患がある人などへのワクチン接種を始めるよう要求。こうした人々への接種の前に、高所得国で健康な中若年層への接種が進むようなことは「間違っている」と言明し「世界は道義が崩壊する瀬戸際にある」と警告した。

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