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中国、利下げ見送り 景気情勢分析を優先

【北京=川手伊織】中国人民銀行(中央銀行)が21日発表した2022年3月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は1年物が3.70%だった。新型コロナウイルスの感染急拡大などで利下げ観測も浮上していたが、据え置いた。1月までの利下げ効果と最近の景気下押し圧力を慎重に分析する方針とみられる。

1年物のLPRは優良企業に適用する貸出金利の参考となる。人民銀は毎月公表し、事実上の政策金利と位置づける。21年12月と今年1月に2カ月連続で引き下げた後は据え置きが続く。

住宅ローンなど中長期資金を融資する際の目安となる5年物は4.60%だった。1年物と同じく2カ月連続で据え置いた。

秋の共産党大会を控えて、習近平(シー・ジンピン)指導部は安定成長を最重要課題に掲げる。ただ3月に入り新型コロナの市中感染が急速に広がっている。ウクライナ情勢の緊迫化で資源高も進み、景気減速リスクが大きくなっている。

金融行政の司令塔である国務院(政府)金融安定発展委員会は16日の会議で「マクロ経済の運営について、金融政策は主導的に対応しなければならない」と強調した。これをうけ、金融市場では人民銀が利下げに動くとの予測も浮上していた。

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