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百度、クラウド伸び復調 10~12月の売上高5%増

【北京=多部田俊輔】中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)が17日(米国時間)発表した2020年10~12月期の売上高は前年同期比5%増の302億元(約5千億円)だった。人工知能(AI)を使ったクラウドサービスが伸び、初めて300億元を突破した。販促費や研究開発費などの増加で純利益は18%減の51億元だった。

李彦宏・董事長兼最高経営責任者(CEO)は決算発表文で「百度はAIをリードする企業として、クラウドサービス、スマート交通、自動運転などのAIの領域で巨大なビジネスチャンスをつかんでいく」と強調した。

クラウドサービスが67%の増収となり、クラウドを含むサービスなどの非広告収入が52%増の42億元まで成長した。広告収入は前年同期並みの189億元だった。こういった百度が中核に位置づける事業の売上高は231億元と6%増えた。

百度のクラウドは、コールセンターでの顧客との会話をAIで解析し、顧客がサービスを改善できることに強みがあるとされる。金融、通信、航空などの業界で利用企業が増えた。渋滞緩和などに取り組む交通分野のクラウドサービスも伸びている。

自動運転技術も収益につなげる準備を進める。中国で合計200台近くの自動運転車が試験走行できる許可を獲得し、関連企業が集積する米カリフォルニア州と中国の両方で無人運転の走行許可を得た初めての中国企業になったという。国内外の自動車大手10社と戦略提携関係にある。

ライブ配信サービス大手、歓聚集団(JOYY)の「YYライブ」事業の買収については、決算発表文で「おおむね完了している」と記述するのにとどめた。百度は昨年11月に買収を発表していた。

20年12月期の売上高は前期比で微減の1070億元だった。新型コロナウイルスの感染拡大で広告収入が一時的に落ち込んだが、クラウドサービスなどがカバーした。純利益は前期実績の11倍の224億元に回復したが、18年12月期の275億元の水準には達していない。

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