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「容赦なく腐敗を処罰」 習氏、秋の党大会へ引き締め

【北京=羽田野主】中国共産党の習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)は18日、党の汚職摘発を担う中央規律検査委員会の年に1度の全体会議に出席し、「容赦しない態度を堅持して腐敗を処罰する」と述べた。中国国営の新華社が伝えた。

習氏は「いまだかつてない勇気と力をもって反腐敗闘争を推進する」と強調した。2022年秋に開く党最高指導部の人事を決める第20回党大会に向け、党内を引き締める考えを強調した。党幹部に習氏への忠誠を迫り、党トップとして自身の3期目入りを円滑に進める狙いがあるとみられる。

中央規律検査委の日程に合わせる形で、中国国営中央テレビ(CCTV)は15日から計5回の特別番組「零容忍(一切容赦しない)」の放送を始めた。初回は収賄罪などで起訴された元公安次官の孫力軍氏の事件を中心に取り上げた。

番組では、孫氏が元江蘇省政法委員会書記の王立科氏から巨額の賄賂を受け取ったと告白した。国民に謝罪する場面も流した。習指導部が腐敗に厳しく対処する姿勢をアピールする思惑があるもようだ。

香港の有力紙、明報(電子版)は18日「孫力軍氏を巡る疑惑はまだ消えていない」と題する評論記事を掲載した。

記事は、孫氏がかつて警察や司法部門を掌握する孟建柱党中央政法委員会書記(当時)から絶大な信頼を得て、異例のスピードで昇進したと指摘。孟氏は江沢民(ジアン・ズォーミン)元総書記につらなる人物だ。孫氏は孟氏を後ろ盾に警察内部で強い影響力を行使したと分析し、検査委の矛先が孟氏に向かう可能性を示唆した。

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