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台湾鴻海、初のEV3車種公開 5年後に売上高約4兆円へ

【台北=中村裕】台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は18日、同社初の電気自動車(EV)の試作車3車種を披露した。多目的スポーツ車(SUV)「モデルC」、上級セダン「モデルE」、EVバス「モデルT」の3タイプ。今後、3車種のプラットフォームをベースにEVを量産し、世界のEV各社に供給する。

同日、記者会見した経営トップの劉揚偉董事長は、本格参入するEV事業について「2023年には売上高に大きく貢献する。5年後には1兆台湾ドル(約4兆円)になる」と語った。

今回披露した3車種は、台湾大手車メーカーの裕隆汽車製造(ユーロン)と共同で設立した新会社「鴻華先進科技」が開発した。千数百社の部品メーカーが協力する「MIH」と呼ばれる独自の車両プラットフォームをベースとしている。

個人向けで、同社初のEVとなる「モデルC」は、価格を100万台湾ドル(約400万円)以内に抑えた。

第1弾として裕隆汽車向けに供給し、23年に台湾でまず発売する計画だ。提携先であるタイ国営のタイ石油公社(PTT)にも供給する。EVバスの「モデルT」は来年、台湾南部の高雄市で採用される計画だという。

これとは別に、鴻海は既に、米新興のフィスカーとEVの開発・生産で協力し、23年末までに米国に新工場を設置し、3万ドル(約340万円)以下のEVを発売する計画を発表している。

劉氏は7月の株主総会で「今後、全世界にEVの工場を造るのは間違いない」と述べ、EV生産を今後、スマートフォン「iPhone」生産に並ぶ主力事業にする強い意欲をみせていた。

海外展開を強く意識し、9月30日には、米新興のローズタウン・モーターズの米オハイオ州の完成車工場を2億3000万ドル(約260億円)で買収すると発表した。正式決定すれば、鴻海初の北米EV工場となる。

さらに18日の会見で、劉氏は「欧州の生産拠点もまもなく決定する」とし、事業展開が順調に進んでいることをアピールした。

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