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韓国で感染者数最多更新 「日常回復策」はや暗雲

新規感染者3292人、60歳以上が36%

【ソウル=細川幸太郎】韓国政府は18日、新型コロナウイルスの新規感染者数が3292人と1カ月半ぶりに過去最多を更新したと発表した。韓国ではワクチン接種率が7割を超えたことで11月1日から行動制限を緩めた。足元で重症患者も増えており、緩和策に早くも暗雲が垂れこめる。

17日に判明した感染者数は3292人と過去最多だった9月25日の3270人を上回った。年代別では60代が最も多く、60歳以上が全体の36%を占めた。地域別では人口の半分が集中するソウル首都圏が73%を占めた。

重症患者数は506人で、重症者用病床の使用率は63.8%。ソウル市の使用率は80.6%で、政府が「安定対応可能」とした水準(75%)を上回る。政府は感染者や重症患者の数など複数の指標をもとに行動制限の再開を議論する考え。

韓国のワクチン接種率は日本とほぼ同じ78%。政府は1日から飲食店などの営業時間や来店客数といった制限を緩め、日常生活を取り戻す政策を進めてきた。開放感から街に人があふれ、大人数の会食などで感染が広がった可能性がある。

ワクチン効果の低下も指摘される。韓国も医療従事者や高齢者を優先して今春から接種を進めており、接種完了から半年が経過した高齢者もいる。防疫当局は追加接種までの期間を短縮すると発表。60歳以上や医療従事者の追加接種までの間隔を6カ月から4カ月に短縮するとした。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日の対策会議で「外国の事例を見ても日常回復の道は順調ではない。段階的に日常を取り戻すために最善を尽くす」と話した。

韓国では自治体が各地に無料検査施設を整備しており、誰でも予約なしでPCR検査を受けられる。足元で1日あたり16万人超が検査を受けており、感染者が検出されやすい事情もある。

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