貧困に戻る経済 ミャンマー国軍、統制以外の策乏しく
ミャンマー政変1年(下)
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「売り上げは1年前の半分だ」。ミャンマーの最大都市ヤンゴン中心部のチャウタダ地区の路上で、野菜を売る女性(31)は嘆く。政変後、多くの市民が生活必需品の野菜の購入を控えるほど支出を切り詰めており、この女性も「食費と家賃を払うので精いっぱい」と窮状を訴える。
「アジア最後のフロンティア」と呼ばれ、2011年の民政移管後に多くの投資を呼び込んだ事業環境は政変で一変した。国際通貨基金(IMF)によると...