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トップ・グローブ、6~8月純利益48%減 需要減少で

新型コロナウイルス下の特需が一巡し、収益は当面伸び悩む公算が大きい=ロイター

【シンガポール=中野貴司】マレーシアのゴム手袋世界最大手、トップ・グローブが17日発表した2021年6~8月期決算は、純利益が6億リンギ(約160億円)と前年同期に比べ48%減少した。売上高は32%減の21億リンギだった。新型コロナウイルスワクチンの普及でゴム手袋の需要が減少し、販売量と価格がともに大きく落ち込んだ。

前四半期(21年3~5月期)比では売上高は半減、純利益は7割減だった。米税関・国境取締局(CBP)が強制労働を認定し、製品の押収命令を出した北米向けの販売量が前四半期比で40%減となり、西欧と日本向けもそれぞれ35%減、55%減となった。マレーシア国内の感染拡大の影響で一時、主力工場の生産を止めたことも響いた。

ワクチンの接種が進む先進国を中心に、医療用のゴム手袋の需要の落ち込みが鮮明になっている。リム・チョングアン専務は17日に開いた記者会見で「ゴム手袋の価格はさらに下がる余地がある。今後も厳しい経営環境が続く」と述べた。

明るい材料もある。CBPの押収命令が解除され、10日から米国向けの輸出を再開できるようになった。中南米やアフリカなど新興国の需要も先進国ほど落ち込んでおらず、これらの地域での販売堅調が続けば、先進国の落ち込みの影響を緩和できる。

21年8月期決算は前半が絶好調だったことで、売上高が前の期の2.3倍の164億リンギ、純利益が4.5倍の78億リンギとなった。

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