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習近平氏「経済発展に自信」 ダボス準備会合で講演

【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は17日、世界経済フォーラム(WEF)のオンライン形式の準備会合「ダボス・アジェンダ」で講演した。減速している中国経済の先行きについて「発展の前途に自信を持っている」と述べ、懸念の払拭に努めた。

2021年の実質経済成長率が8・1%となったことについて「比較的高い成長と比較的低いインフレという二重の目標を実現した」と強調した。

「長期的に良好な経済の基礎的条件に変化はない」とも話した。開放政策を続け、海外からの投資を積極的に受け入れる考えを示した。

中国が経済浮揚のカードと位置づけるのが経済連携協定の推進だ。習氏は環太平洋経済連携協定(TPP)とデジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)の加盟に向けて交渉を加速する考えを示した。

市場では習氏が旗を振る「(ともに豊かになる)共同富裕」が経済成長の阻害要因との見方がくすぶるが、習氏は「平均主義をやるのではない」と力説した。

「まずケーキを大きくし、合理的な制度を通じてうまく分け、発展の成果がより多く公平に行き渡るようにしなければならない」と説明した。あくまで経済成長が優先との認識を示した。

台湾や人権問題などを巡り対立する米国を念頭に「対話を堅持して対抗せず、包容をして排他しない」と訴えた。22年秋に共産党最高指導部の人事を決める党大会が控えており、対米関係を安定させたいのが習指導部の本音だ。

一方で「あらゆる形式の覇権主義と強権政治に反対する」と主張。新疆ウイグル自治区など共産党が「核心的利益」と位置づける問題に踏み込めば一切譲歩しない強硬姿勢もちらつかせた。

2月に開幕する北京冬季五輪に関して「簡潔で、安全で、素晴らしい五輪にする自信がある」と表明した。

ダボスの関連会議で演説するのは2年連続。習氏は新型コロナウイルスのワクチンを巡る協力もアピールした。

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