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台湾PC大手エイスース、部品不足深刻「供給追いつかず」

台湾パソコン大手のエイスースも需要に供給が追いついていない(20年12月、台北市)

【台北=中村裕】台湾パソコン大手の華碩電脳(エイスース)が17日発表した2020年10~12月期決算は、純利益が前年同期比3.7倍の98億台湾㌦(約380億円)と、大幅に増えた。ただ新型コロナウイルス感染拡大でテレワークとオンライン授業が世界で一気に広がり、半導体など部品不足が深刻だ。パソコン需要に供給が大きく追いつかない状況が続いている。

同期の売上高も27%増の1137億台湾㌦(約4400億円)と大きく伸びた。同日、オンラインで記者会見した胡書賓・共同最高責任者(CEO)は「昨年は当社のパソコンの出荷量が20%以上増えた。特にオンライン教育向けのPCが80%超の成長率だった」と述べた。

一方で、部品不足が足元で深刻化していることを指摘した。「パソコン用の半導体と液晶パネルが需要に対して3割も足りない。1~3月期の出荷は今年最大の落ち込みとなるだろう」と語った。

米調査会社IDCによると、20年のパソコンの世界出荷台数は前年比13%増の3億台強。6年ぶりに3億台を上回った。21年はさらに勢いを増し、18%増の3億5000万台強が予想されている。

ただ、部品不足は業界全体に広がり深刻で、予測通りにパソコンが市場に供給されるかは未知数だ。胡CEOは「半導体の生産能力は上がっているが、5G対応スマホは4G対応スマホよりも2倍の量が必要だ。車に搭載する半導体も増えている」と指摘し、パソコン向けの半導体の供給量がすぐには増えない背景を説明した。

エイスースの20年12月期(通期)は、売上高が15%増の3824億台湾㌦(約1兆4700億円)、純利益は2.1倍の265億台湾㌦(約1020億円)だった。パソコンはエイスースなど台湾企業が特に強く、世界の8割強の生産を担っている。

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