BTSメンバー入隊へ、「25年の活動再開を希望」

【ソウル=細川幸太郎】K-POPアーティストの「BTS(防弾少年団)」の所属事務所HYBEは17日、メンバーの入隊手続きを進めると発表した。HYBEは「当面は個別活動に集中する」とし、「2025年に完全体での活動再開を希望している」と表明した。
韓国人男性は最短で1年半の兵役義務があり、BTS7人のうち最年長メンバーのJINさんが年末に入隊期限を控えていた。世界的な人気を誇り、韓国ブランドを高める役割を担ってきたBTSを巡っては、韓国政府や国会で兵役免除の議論が進んでいた。ただ、男性中心に根強い反対意見もあり、所属事務所やメンバーの意向が注目されていた。
最年長メンバーは10月末に入隊手続きを始める。HYBEは「他のメンバーもそれぞれの計画に従って順次兵役を履行する」と明かしており、当面はグループ活動を休止することになる。再開時期とした25年について「現時点で正確な時期を特定することは難しい」としている。
BTSは15日に2030年の釜山万博の誘致活動の一環で釜山市で無料コンサートを開催。会場やパブリックビューイングなどで約7万人の観客を集め、無料のオンライン配信では世界から4900万回のアクセスを得た。
同コンサートでリーダーのRMさんは「皆さんが僕たちを信じてくれれば、どんなことがあっても幸せに音楽を作り続けられる」と話していた。