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現代重工、上場で1000億円調達 初値は公募価格85%超え

現代重工は高い受注水準を維持している(韓国南部の造船所)

【ソウル=細川幸太郎】造船世界大手の韓国現代重工業が17日、韓国取引所に上場した。初値は公募価格を85%上回る11万1000ウォンを付けた。終値は11万1500ウォンで、時価総額は9兆8980億ウォン(約9300億円)だった。約1000億円の調達資金で水素燃料船や自律航行といった先進技術の開発を急ぐ。

2020年12月期の売上高は8兆3102億ウォン、営業利益は325億ウォンだった。主力の液化天然ガス(LNG)運搬船など大型船に強みを持つものの、中国勢の安値受注に引きずられる形で収益は低迷していた。研究開発費を積み増して技術革新をけん引し、価格競争から脱却する狙いがある。

現代重工は19年3月に韓国同業の大宇造船海洋を買収すると発表した。持ち株会社である韓国造船海洋を設立して上場企業とし、現代重工と大宇造船を傘下に持つ資本構造に移行することを決めた。韓国造船海洋は今回、全額出資子会社の現代重工を上場させて、成長資金を捻出する狙いがあった。

ただ、現代重工による大宇造船の買収は日本と欧州、韓国での競争当局の独禁法審査が長引き、買収発表から2年半が経過した今も実現していない。買収完了を待たずに親子上場に動いた背景には足元の株式市場の好況だけでなく、中国勢との激しい競争を勝ち抜くため、開発資金の需要があったという見方もある。

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