イラン、弾道ミサイル訓練 米国をけん制

【テヘラン=共同】イラン国営メディアによると、イラン革命防衛隊は16日、弾道ミサイルを使った軍事訓練を実施した。軍事力を誇示するとともに、イランに対しミサイル開発の制限を求める米国をけん制する狙いがある。
弾道ミサイルは中部で発射され、約1800キロ離れたインド洋に浮かぶ標的を破壊したという。革命防衛隊のサラミ司令官は「敵の戦艦、空母を攻撃するための訓練だ」と述べた。同隊は15日にも弾道ミサイル発射訓練を実施した。
イランは、アラビア半島の大半とイスラエルを範囲に入れる射程2千キロの弾道ミサイルを保有しているとみられている。